第15世代となる最新アーキテクチャを採用したプロセッサーとしてIntelの次世代CPU「Arrow Lake」は注目???されている。
従来からさらなる性能向上を目指し、最新技術を搭載しているとされているが、IntelはLunar Lake(モバイル向けプロセッサ)の発表に力を入れており、なんだかんだでArrow Lakeは謎に包まれたままだ。
やらなきゃならないことがあるIntel
オチとしてはみんなが思うことだが、その前にやることがあるだろうIntel!というところ。
そう、13/14世代のRaptor Lakeで現在進行形で問題を抱える件だ。
未だはっきりと解決したとはいえないトラブルを抱える、そんなメーカーの製品を発売日に突撃するというのは相当勇気がいることだろう。というか一般人でそんな人いるのだろうか。そりゃあ自分が大手インフルエンサーなら間違いなく発売日予約で人柱動画を出すけど。
マザーボードの買い替えなども考慮すると、各メディアやSNS上での使用報告がそこそこ出回ってからの検討で十分だろう。そんな感じで13/14世代の購入を待つことで助かった人たちもいるはずだ。
インテルCPUの購入をためらう他の理由
Arrow Lakeはソケットも変更となるとされている。先述したComputexではインテル次世代CPU用のマザーボードのソケットが隠されるように展示されていた。ソケット共通であればこんなことは不要なので、ソケット変更は既に業界の中でも共通認識となっていることだろう。つまり、現在のマザーボードとの互換性はなく、CPU換装にはマザーボードも入れ替えが必要ということ。
他には御存知の通りの現在の為替相場。どうしたってこうしたって希望的観測はできない。
そこまで負の要因を抱えたうえでの、まだ解決していない13/14世代CPUの不具合問題だ。ちなみに具体的な数字が出ているわけではないが、例の「とりあえずこれ」のBIOSアップデートによる対処法だが、なんとあの処置のあとでもクラッシュした例、報告が出てきているそうで、これについてはもともと逝きかけていたんじゃないの?という感じでもあるが、まだまだ油断はできない。
だって具体的にこれが悪かった!って根本的な部分がわかってないのだから、ホントの対処になっていない可能性は確かにある。
石橋を叩いてIntel次世代CPUを買おう
この記事を書いてるときに昔読んだ誤用を思い出した。
「石橋を叩いて3年」って。
いやそれ石の上にも3年と混ざってるだろ、どんだけ石橋叩いてるねん、と。
でもこと、このIntel次世代CPUにはそれくらい慎重でもいいかもしれない。多分その頃にはもう15世代も終わってさらに次の世代に間違いなくなるんだけど、流石にその頃には13/14世代CPUの不具合問題の真相が明かされているはずだ。
Intelがその頃にも残っていたら、だけど。